興味深い多彩な内装工事がずらり
日本では1960年代に急速に石油の消費が高まり、家庭での灯油使用も普及しました。
それまで新聞紙やたき木を使って炭火をおこして火鉢に火を入れていたところへ、マッチー本で火がつく石油ストーブの出現は大変な福音でした。
しかも、その火力は炭火の比ではなく、それによって、不完全ながらも「部屋を暖める」ことができるようになりました。
石油ストーブは手に入れたものの、家そのものはもともと暖房のことは考えもせずにつくられていたのですから、当然、断熱もなくてすき間だらけです。
当初の使い方は、反射型の石油ストーブから直接暖かさを得られるように、すぐそばに座るなど採暖型の使い方でした。
大きな広間では、部屋はなかなか暖かくなってくれません。
部屋の中に階段のある家では、部屋が暖かくなればなるほど、2階から降りてくるひどい冷気に悩まされたはずです。
こうした苦労ののちに家を建てるとすれば、当然、ストーブがよくきいて部屋全体が暖かくなる家をつくることになります。
階段や吹き抜けは居室から外へ追い出され、どのみち寒い玄関やホールと一緒にされます。
あまり大きな部屋は暖まりにくいので、居間と食堂、台所を流行の一体化にするにしても、アコーディオンドアをつけたりして、それぞれの部屋は仕切りができるような配慮をします。
こうして「玄関・ホール・廊下・階段」型住宅に移行このように、「部屋ごとに入れたり切ったりする暖房」が普及するにつれて、家の間取りもそれに合わせて変化をしていき、今日の第2期の住宅へと続いているわけです。
します。
ソーラーハウスと昔の住宅は共通次に、ハイブリッドソーラーハウスの例をみてみましょう。
この例は、見方によれば今日どこにでもある第2期型日本住宅より、むしろもっと昔の伝統的な第1期の住宅に似ています。
廊下はほとんどなく、階段や吹き抜けは部屋の中にありいつもどこでも温度差がないのは昔の家と共通。どこも寒くないので間仕切りは最低限に。
広い家より広々とした家へこのように、戦後の第2期住宅では、必要なときに必要な部屋だけ暖房するために、家の中で場所や時間によってひどく温度が違うという点が、第3期の全室別時間暖房型住宅との本質的な違いです。
第2期住宅では、入れたり切ったりの温度変化によって、前述のように弱者にとって危険です。
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